au（KDDI）から、3G通信サービス「CDMA 1X WIN」のサービスを2022年3月末をもって終了するという発表がありました。これに伴って、「au VoLTE」非対応モデルの利用も不可になります。Appleの人気機種iPhoneシリーズではiPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5sがauで利用できなくなります。

auは、ガラケーからスマートフォンへの機種変更時の手数料無料化や、月額料金の割引などを提供しています。

「CDMA 1X WIN」は高速データ通信が可能な3G通信サービスとして、2003年11月に提供を開始されました。このサービスの開始は、国内にパケット定額サービスを普及させる一因にもなっています。

しかし、2012年9月に「4G LTE」の通信サービスが開始、2014年12月には音声通話もLTEデータ通信で行う「au VoLTE」が開始され、現在ではユーザー数が減少しています。そのため、2022年3月をもってサービスを終了することになります。

auは今後、周波数の有効活用を進めるために「CDMA 1X WIN」対応機種と、「au VoLTE」非対応機種へのサービスを終了すると発表しています。

「CDMA 1X WIN」対応機種はほとんどがガラケーですが、iPhone 4s（2011年発売）も含まれています。

「au VoLTE」非対応機種にはiPhone 5（2012年発売）、iPhone 5c（2013年発売）、iPhone 5s（2013年発売）が含まれています。

「au VoLTE」非対応機種はデータ通信が4G、音声通話が3Gになります。ケータイwatchはauからの情報として、3G通信サービスが利用できなくなることで、音声通話だけでなくデータ通信も利用できなくなると報じています。

auは11月16日より対象機種の利用者を対象に、事務手数料を無料化しています。また、対象となる利用者がスマートフォンへ機種変更した場合、無料で24時間体制の電話サポートを行う「初スマホ安心サポート」を提供すると発表しています。