9月末時点でのアメリカにおけるiPhoneの普及台数が、前年同期比14%増の1億8100万台に達したと、調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が調査データを公開しました。これは6月末時点での1億7600万台と比べても3%程増えていることになります。

過去の伸び率と比較するとかなり低くはなっているiPhoneですが、アメリカにおけるiPhoneのインストールベースは安定して伸びており、成熟したスマートフォン市場においてiPhoneは、相当規模のシェアを獲得、かつ安定していると、CIRPの共同創業者兼パートナーであるジョシュ・ロウィツ氏はコメントしています。

Appleが発表した2018年度第4四半期（7月～9月）の業績は、Apple MusicやApp Storeなどが含まれるサービス部門の売上が99億8,100万ドルと、100億ドル(約1兆1,400億円)目前に迫り、前年同期比17%増を記録しています。また、Apple WatchやAirPodsなどが含まれる「その他製品」部門の売上高は42億3,400万ドル(約4,800億円)となっており、前年同期比31%増の大幅な伸びを記録しています。

CIRPの推測によると、iPhoneの普及台数はiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRといった最新モデルが4500万台と全体の約25%を占めており、iPhone 6s、iPhone 6s Plus以前の旧モデルが7500万台と約41%を占めています。

CIRPはアップグレードのサイクルがiPhone 6s、iPhone 6s Plusの発売時と同様の動きになると予想しており、1年以内に半数以上が新しいiPhoneへ買い替えると予想しています。